2014年 02月 17日 ( 1 )

ここ最近、ウメハラこと梅原大吾先生の本を読みなおしたり、反芻することがあったので、せっかくだからここでも紹介しようと思います。

勝ち続ける意志力 | 生き方・自己啓発 | 社会・ビジネス | 書籍 | 小学館

だいたいこの本を紹介するときって「梅原大吾って誰?」っていうところから入りますけど、めんどくさいのでここでは詳細は書きません。
日本初のプロ格闘ゲーマーで、17年ぐらい最新タイトル(ただし基本はカプコン製のタイトル)で実績を積み上げ続けてるスゴイ人です。自分も趣味で格闘ゲームをやったりするので、その凄さは特に実感しています。
しょせん格闘ゲームと思われるとそれまでなんですが、その「しょせん格闘ゲーム」が一つのムーブを作って、それだけしか置いてないゲームセンターの経営が成立できて、それがメインで成立できてたパブリッシャーがあった時代から、トッププレイヤーとしての地位を崩してないわけですから、スゴイ人だというのは多少なりわかっていただけるんじゃないでしょうか。
結局ちょっと説明してしまった。

話を戻すとこの本、「自分はこういう意識でゲームやってます。みなさんもこういう意識で物事に取り組んでみるのはどうでしょうか?」みたいな内容です。
腐っても「プロ」である以上、「しょせんゲームだから」では済まない、「結果を出すことが全て」の世界にいるわけですから、そこで結果を出し続けているプレイヤーの考え方には、他の分野や仕事にも共通するところが多いと思いました。

ちなみにこの本では「勝ち続ける」とあるんですが、10戦やって10勝するやりかたを書いているわけではありません。
「連勝」という意味での「勝ち続ける」ではなく、「いつまでも競争を続けられる、そしてトータルで見れば勝者という立ち位置でいる」という意味で書かれています。「そのためには、成長を続けないといけない」ということで、「どうやれば勝てるか」というより「どうやればより成長できるか」というところにも焦点があたっています。

この「トータルで見れば」がこの本のミソみたいなところで、この本で書いてるトータルって、基本どこまでかっていう線引きが一切ありません。「今後もその分野で戦い続けるなら、その未来も含めて」がトータル扱いされてます。なので「たとえ直近のイベントで負け続けても、最終的に成長しているのであればそれでよし」という内容なので、人によっては(というか万人には)だいぶメンタル寄りのアドバイスが多いな、という印象を持つかと思いますが、実際にこれをそれぞれの仕事で考えても同じことが言えるんじゃないかと思います。
結局自分がいまやっている仕事って、いつまで続くのかわからないし、そこでいつまでも最前線で戦い続けるためには、永続的に成長しなくてはいけないし、そのためには時に目先の目標で何度失敗しようが、そこばかり気にしてはいけないでしょうし。

そんなわけで、書いてることは結局ゲームを下地にはしていますが、ここで書かれる「ゲーム」「勝つ」という部分を、それぞれ自分の「いま成長を続けたい分野」として当てはめてみると、かなり勉強になるところが多くあるんじゃないでしょうか。

3月末っていろんな企業が決算月に入って、この時期なんて、計画がどうとか予算がどうとかで走り回ったり、走り回らされたりすることが多いんじゃないでしょうか。
いまさら、じゃあウメハラ見習って、この目標なんて無視しようと言い出すのもどうかと思いますが、一度落ち着いたころにこの本を読んで、個人団体企業が今後「勝ち続ける」条件に当てはまるためには、どうしなければいけないのかというのを考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。

ちなみにこの本は自伝込みもある上に、結構自伝に「盛ってる感」があったり、アドバイス面もかなり「オレは達人感」が出ているので、正直自伝部分はつまらなかったり、アドバイス部分も鼻につく人もいるかと思いますが、やっぱりオススメです。

あとはこの本の続編がすでに出ている上に、こっちは自伝部分を排除して、最初に紹介した本のメインテーマをより深堀りして書かれているので、こちらを先に読むのもありかもしれません。

勝負論 | 生き方・自己啓発 | 社会・ビジネス | 書籍 | 小学館

あと格闘ゲームそのものが上手くなりたい人は、別のウメハラ本があるので、こっちがオススメです。こっちはウメハラが変な猫かぶりをせず、自分のアドバイスを見返して気持ちよくなってたりして、彼の人柄がよくでていてて、面白いですよ。

ウメハラコラム 拳の巻 -闘神がキミに授ける対戦格闘ゲーム術- | 書籍・ムック | エンターブレイン
「勝ち続ける意志力」と「勝負論」はKindleでも買えるのですが、こちらはKindleでは配信してません。もったいないですね。
[PR]
by yamacraft | 2014-02-17 22:40 | いろいろ