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任天堂とDeNAの提携の雑感

任天堂とDeNA、資本・業務提携 任天堂IP活用のスマホ向けゲームアプリを共同開発へ - ITmedia ニュース

「任天堂がこんなことをするなんて予想外だ」みたいな反応が多かったり、自分もその1人でしたが、よくよく考えたらそうでもないなあということに気が付きました。

例えばゲーム関連で言うと、アーケードのマリオカートはバンダイナムコが開発しているし、『ポッ拳』というポケモンの格闘ゲームの開発もバンダイナムコが行ってます(しかも中心には鉄拳シリーズのプロデューサーが関わっている)。

マリオカート アーケードグランプリ デラックス

『ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT』公式サイト|ポケットモンスターオフィシャルサイト

(関係ないけど、ポッ拳の公式サイトが右クリック禁止スクリプトを入れててびっくりした)

さらにその昔にアーケードで稼働していた『F-ZERO AX』も開発はセガ系列でした。
つまり任天堂は「餅は餅屋」という感じで、自社の家庭用ゲーム機以外に手を出すときは、その方面のノウハウがある企業の力を借りていたわけです。

となると、今回のDeNAはなぜ提携にまで至ったかと考えると、最大の理由は会見でも触れていた「クラブニンテンドーに代わる、新しい会員サービス(ソーシャルプラットフォーム)」の開発が焦点だからではないのかなあと思っています。

だからSNS方面としてノウハウがあるDeNAを選んで、「提携」とはいうものの、株の保有数で見れば任天堂がDeNAをコントロールしやすい結果になっているんじゃないかなあと。単にスマホアプリ参入程度であれば、提携などせずに上のアーケードゲームのようなレベルで終わるだけの話なので。

個人的にはここでしっかりDeNAの持っているノウハウを吸収して、今度は配信中止にならない『すれちがい交換日記』を復活させてほしいところだったんですが、すでに当時バカバカしい日記を交換しあった仲間たちは現在、アイマスやDMMのソーシャルゲーの沼に取り込まれて3DSの最終ログイン日が一向に更新されなくなっていました。とても悲しい。
by yamacraft | 2015-03-19 22:25 | いろいろ