DroidKaigi 2017で登壇しました
3月9日〜10日と2日間にわたって開催された、国内のAndroid開発者向け大型カンファレンス「DroidKaigi 2017」の二日目にて、『いまからはじめるAndroid 6.0対応 〜Android 7.0から8.xを見つめて〜』というタイトルで発表しました。
いまからはじめるAndroid 6.0対応 // Speaker Deck
(補足)サブタイトルがないのは、スライドのデザインの都合上です。
脳内のシミュレートでは20分でいい感じと思っていたら、実際は30分ギリギリでした。だいたい脳内シミュの1.5倍かかるという貴重な知見を得ることができました。
発表時にも触れましたが、コードを出した解説は今週中にQiitaの方で公開させていく予定です。いちおう発表後の反応から
1. Runtime Permissionを通常実装する場合とPermission Dispatcherを使った場合
2. Volley+GSONとOkHttp3+GSON、Retrofit+GSON
という順で公開していきます。あとこっちの方で(Qiitaだと技術系記事になってないので)なんであの3つを危ないと触れたのかも書きます。
それと今回の発表でもところどころでエモい感じのトークをしましたが、これには意味があります。
正直なところ、Android 6.0対応に必要な技術的な情報はもうかなりの量が投稿されているという認識があって、「やり方がわからない」で困ってる人はもうほとんどいないんじゃないかというのが自分の認識です。じゃあなんで6.0対応をしていないかというと、その必要性をチームだったり上司だったり、もしくはエンジニア自身が認識できていないのが一番の理由にあるんじゃないかと思ったからです。
今回触れた通信部分の変更とRuntimePermissionの追加は、前者は「ユーザーが変更に気づくことのない変更」ですし、RuntimePermissionは「エンジニアひとりだけでは進めづらい(周りの認識や協力が必要になる)変更」です。こうした変更は個人アプリであれば自身の意志で進められますが、仕事でチーム開発であれば自身からの提案が必要不可欠です。そしてこうした提案は、プロデューサー職やデザイナー職の方からされることはまずありえませんし、必要なことであればそれはきちんとエンジニア側から提案しなければいけないし、そしてこれは必要な提案であるということを伝えたいことで、あんな感じの発表になりました。
それと本当にWantedlyでスカウトメール取得可にしたときは、たくさんの企業からアプローチがありましたし、エンジニアの提案を尊重してくれそうな企業さんもいくつかありました。スライドの最後に「転職しよう」と書いたのは冗談ではなく、そのアプリに本気で人生を賭けるつもりがないのであれば、きちんと提案や相談を受け入れてくれる企業にいって、どんどんそこのアプリを良くしていってもらいたいです。みなさん、いいアプリ、作っていきましょう。
最後になりますが、当日参加した全ての皆様、スタッフのみなさま、おつかれさまでした。
by yamacraft
| 2017-03-12 22:30
| あんどろいど